こんばんわ、
丸一日お部屋監禁状態、
お部屋メンテナ後は飯も食わず、
読書廃人になってました。
面白い本は毒ですね＾＾汗
私せっかちだから途中で
読み留めが出来ない。

中毒性高い最高級の本でした。
百年法　上・下巻　山田宗樹先生
百年法　上 山田　宗樹：文芸書 | KADOKAWA

ＮＯＯＮＥ的お奨め度★★★★★
★５を越えてますよ！
未来の仮想日本で制定された新法律『百年法』を
巡り、日本の政治家達は、日本市民は何を考え行動するのか。
現代の政治家、投票権を持つ市民の今の政治の在り方
を問う作者の願いが深甚と胸に突き刺さる。
人間の弱さ、人間の醜悪さに嘆き、最後は人間の尊さ
＝希望の光を描く山田先生の作品の温かさがある。

そして、全人類に生きるとは、老いるとは、
死ぬとは何か…改めて考えさせられ感涙する。
読後に何度も頁を捲って、ひとつひとつのキャラ
台詞が重く染み入り、胸は熱く、熱く、
血潮燃えて昂ぶった。

では、百年法とは何か。
平等に不老不死の施術を受ける事が選択出来る。
施術100年後に人権放棄。安楽死を義務付けする法律。

老いる辛さ、死の苦しみから逃れられるなら誰だって
こんな法律は大歓迎だと思うんです。
読後、老いるとは人間の死へのカウントダウン。
死を迎え入れる心の準備なんだと私は思いました。
何故、死を受け入れる必要があるのか？
そう思った人は是非、読んで欲しい。

そして政治について考えた。
私は現代政治に興味がある政治家が居らず、
政治家個人ではなく体制が腐食し崩壊しな
いと立て直しは無理だと諦念で見てしまう。

一つの法案が国の生死を別つ大儀をもって
制定されているのか…私には現状を維持
する為の妥当案としか思えない。
尊き野望は醜悪に潰され、我が懐と立場に
保守的で貪欲な政治家の量に比例して
決死の使い方を間違えてるとしか思えない。

いっそ議員を全員解雇して４７都道府県の長
且つ自分達の未来を作る意味合いで20代の
希望溢れる若者と補佐官に年配者を添えた
少数精鋭政治を行った方が財政的にも
消費税上げるより良いんじゃないの？
なんてね、発想が子供だよね（笑）

・政治の舵取りに於いて
“先人に恥じない国造りが出来ているのか”
“国の未来に正しくない法律にＮＯと言えない
　　　　　　　　　　政治家は辞めた方が良い”
・有権者の市民に於いて
“インフラが整備された国が当たり前と思うな
　先人が作り上げた土台の上に成立している”
“政治に憂うなら自分が何が出来るのか、考えろ”

作中の覚えている言葉を書くのは読書の感動
半減かもですが今日は書きたい。
何時までも胸に突き刺さってます。
共感を得た人は是非これを手に取って欲しい。
政治について考えを改めて見詰直して欲しい。

それだけ此の2冊には想いが詰め込まれ、
自分の命を、社会を考えずにはいられない。

ＮＯＯＮＥ的　読み易さ★★★★★
文章の癖（漢字）もなく、登場人物が多く視点が
ころころ変るが癖が強過ぎず漫画的ではない
自然なキャラの魅力と途中で何度も胸を打つ台詞、
夫々の物語と其の末路に惹き込まれる。
私は上巻の半分手前で感動が起こって1冊400弱の
頁ある長編２冊ではあるが、構成展開も良く、
途中で留めるタイミングが分からず1日で読破。

ハードカバーなので手首痛いから★ひとつ
減らしちゃう？＾＾なんてね。
本の写真の上に角川ＨＰ貼り付けてますので
宜しければご利用下さいませ。

皆さまにも心に届く
素敵な本に出逢えますように♪
おやすみなさい＾＾良い夢を