望郷/湊かなえ先生/小説
今晩和・ω・少し平和週間です。
溜め込んだ本と音楽とゲームと配信ラジオ
諸々とやっつけて寝る暇を惜しんだ結果、
もう真夜中になっておりました。早い。
まだ寝ないんだもん!と使い方を間違えた
頑張りを誇示して読破した本を語ります。
お薦め度★★★★★
望郷/湊かなえ先生/文春文庫
▨ご紹介文▨
白綱島を舞台にした6つの短編集。
一生を島で過ごす者達の想い。
平凡ながらも都会に住む者の想い。
都会から島を選んで住む者達の想い。
島を捨て都会で成功した者達の想い。
島での記憶の断片を辿ってゆく。
様々な想いが交差してゆく。
振り返って初めて気付ける事がある。
形のない想いほど進行形の時では
かくれん坊している
▨お奨めポイント▨
読後「凄い」この一言に尽きる。
短編でありながらも個々に確かな感動がある。
大感涙より「じわっと染みる」感動ですが、
どの話も共通して人の固定観念を覆し、
昔の苦味が切なくも温かな感情の波に飲まれる。
短編なら1話くらいの駄作が全くない。凄い!
人の仄暗い感情を丁寧に描くのが本当に良い。
本の住人の世界に入り込め易いから感情の
導線が一緒に揺れ動いて感動してしまうのだ。
「固定観念をぶっ壊して見方を変えると
今の考え方が変る」テーマ性も感慨深く、
第5話では「言葉」にも同一で言及している。
「捉え方」または「捉える人」により、
意味が異なるからこそ、難しいものだと。
非常に面白い・ω・湊かなえ先生 万歳!
今日のおまとめ/一言メモ
語らずば 伝わらない 想い
語っても 伝わらない 想い
他への情なき発信者では
他への情なき受信者では
想いは重い錘にしかならぬ
退職者が出ると何時も思う事
残念無念さと自己反省を繰り返す
他人を理解し尽くすのは難しいなぁ
ちょっぴり・ω・無力さを落ち込むのです。
この想いは封印して別つ道を祝うのみ。
でも、ちょっぴり・ω・もいもいしてます。
脳で素早く理解と納得しても
心が時々置去りになる証拠もいもい♥
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